印西インターネット教会

柔道篠原に似た天使を見た

世の中には不思議な事もあるものです。先週の日曜日のことです。今から20年ほど前によく子供たちを連れて行っていた鹿島港に釣りにいきました。時間もなく、撒き餌もしなかったので、釣果はほぼゼロでしたが、天使を見ました。本来は利根川で釣りをする予定でしたが、土手に入れなくなっていたので予定を変更して鹿島港に行きました。広い港の堤防にはたくさんの車が駐車していました。空いたスペースに駐車しようと、自分の軽自動車を海側にバックしたら、突然、ガタンという大きな音がして、後輪がくぼみに落ちてしまいました。降車して、見ると、なんとそこは堤防の段差になっていて、海側が80センチほど低くなっていました。転落しなかったのは何よりでしたが、困ったことに、後輪2つが宙ぶらりん状態でした。その時のものすごい音を聞きつけて、近くにいた釣り人たちが集まり、車を押してくれました。後輪が段差の上にのれば前進できるのですが、アクセルをふかしても、タイヤのゴムの焼ける匂いしかしません。もう一度、外に出て、手伝ってくれた数人の人たちを顔を見合わせましたが、皆も万事休すという表情でした。外国でしたら、両手をあげて、「オーマイゴッド」という場面です。自分としては、JAFに電話してロープでけん引してもらえばいいとは思いましたが、広い港に中ですから、指定する住所さえわかりません。最悪の場合にはここで夜を明かさなければなりません。せっかくのレジャーにも暗い影がさしかけてきました。ところが、そのとき天使が現れたのです。この人は、どこで何をしていたのかもわかりません。すごく背が高く、ガタイ抜群の大きな人で、顔は柔道の篠原そっくりさんでした。彼は短く確信をもった声で、こう言いました、「車はあがるよ」。そして、近くにいた女の人に運転席に座ってもらい、わたしも彼もその他の数人も一緒になって、車の後部を持ち上げると、車は簡単に段差の上に乗り、前進できたのです。あれほど嬉しかったことはありませんでした。天使、篠原の、あの一言で救われたのです。皆があきらめていた時に、あきらめなかった一人の人がいたからです。それが天使さんでした。聖書をみますと、受胎告知をうけて、恐れるマリアさんに天使は言いました、「神にできないことは何一つない。」(ルカ福音書1章37節)

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