印西インターネット教会

藤井聡太七段の神様とのお手合わせ

将棋の神様に何を願いたいかと聞かれ、藤井聡太七段が、「せっかく神様がいるのなら一局、お手合わせをお願いしたい」との「神回答」をしたそうです。さすが、AIを越えるような頭脳を持つ青年の反応は凡人を越えているなと感動しました。しかし、いました、いました、そういうスゴイ人が。ヤコブですよ。聖書を読んでいる人なら、アブラハム、イサク、ヤコブと続く家系で、信仰のチャンピオンの爺さんアブラハムに続く偉大な孫(あまりグレートなので、名前は後にイスラエルに改名された)のヤコブだとわかるでしょう。なぜ、スゴイかですか。そりゃ、もう、実際に神と「お手合わせ」したと、聖書に書いてあるからです。エッ、寝耳に水ですか。本当ですよ、この話は。いまから三千年以上前のことです。ヤコブには兄のエサウがいたのですが、聡太君のように聡明だった彼は、知恵を使って、父親のイサクから長子権を奪い取ります。恨みをもたれたヤコブは、遠くに住む母親リベカの兄の所に逃亡しました。そこでも、伯父さんに相当にイビられましたが、持ち前の超高度IQで難なく切り抜け、ひと財産つくり、おまけに美しい嫁までゲットしました。そこで、彼の願いは、故郷に帰って兄のエサウと和解することでした。これにも、そうとう知恵を絞っていますね。まさに、藤井聡太七段のように、先の先まで読んでいたのです(笑)。実は、その故郷に帰る道のりで、ヨルダン川のヤボクという場所の浅瀬を渡ったのです。難所だったわけです。15人にもなっていた家族の者がみんな安全にわたるのを見届けたと安心していたら、突然、見知らぬ者(神)が現れ、ヤコブと夜明けまで格闘したのです。これはキツイですよ。なにしろ、長旅で疲れていますからね。神とのお手合わせは、今でいえば、プロレスだったわけです。そして、夜明けには神がその場を去ろうとすると、わたしたちなら、「ホッ、ああ、よかった、ではグッバイ」なのでしょうが、ヤコブは違いました。さすがに、賢いのです。自分を祝福してくれないなら、絶対離さないと言ったのです。スゴイです。考えられません。普通の人にはいえません。そう思いませんか。まさに、藤井聡太七段じゃないですか。そして、聖書の語り継ぐ落ちが、これまたスゴイです。「お前の名はもはやヤコブではなく、これからはイスラエルと呼ばれる。お前は神と人と闘って勝ったからだ。」(創世記32章29節)興味ある人は、ぜひこの箇所の前後を読んでみてください。神のススメル積極的人生、知恵を使った人生とは何ぞや、これが分かると思います。フー、改めて読み直しても実にスゴイ!!藤井聡太七段の棋譜もスゴイ!!生きててよかった!!

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