閑話休題

すべてのマイナスはプラスに転換する可能性を秘めている

人生のマイナス(試練や災難)は辛く苦しいものです。多くの人はその苦しさから逃れることができず、毎日暗い日々を送っています。ただ、「すべてのマイナスはプラスに転換する可能性を秘めている」という真理を知れば、人生は変わると思います。最近のサラーリーマン川柳にこんな句がありました。「物価高、食べる量へり、健康に」(笑)減量といえば、ライザップなどが有名ですが、プロ指導の減量計画のためには数十万円の費用もかかります。しかし、物価高という大きなマイナスのおかげで、いとも簡単に、減量というプラスが獲得できるのです。また、ほかの例もあります。ネットに掲載されている外国人の写真ですが、手術や怪我でできたケロイド状態の傷跡(マイナス)を利用して、タットゥーで美しい花柄にしたり、ユーモアのあるチャック模様にしたりしています。なかでも、傑作はサメに足の一部を食いちぎられた人のタットゥーです。肉が剥がれて窪んだ所をサメの大きく開けた口にし、その周りに顔や牙などをタットゥーで描いて一つの作品に仕上げています。普通の人なら、このような経験はトラウマになるでしょうが、この人はその傷(マイナス)を、生き残ったことの喜びというプラスに変えているのです。聖書にも、このことは書かれています。「そればかりではなく、苦難をも誇りとしています。わたしたちは知っているのです。苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。希望はわたしたちを欺くことがありません。わたしたちに与えられた聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからです。」(ローマの信徒への手紙5章3節以下)ですから、今日、偶然にこの記事を読んでくださった方には、神様が「マイナスはプラスに転換するという秘跡」を伝えようとされているのだと思います。一度でいいですから、自分にはこんなに大きなマイナスが重くのしかかっているという考えを捨ててみてください。そして、聖書が教えているように、これはプラス(恵み=福音)の第一歩だと信じてみてください。信じるだけでいいのです。そこに転換が起こります。それは人生の悪に心を奪われている状態から、神の愛と希望への転換であり、このことを神学的には「悔い改め、原語ではシューブ、方向転換の意味」というのです。信じるだけでいいのですから、これほど簡単なことはありません。例えば、自分は不幸だ不幸だと思っている人が、いや、そうじゃない、自分は幸せなのだと信じるだけでいいのです。(笑)マイナスからプラスへの転換はこれです。「物価高、食べる量へり、健康に」!!

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