閑話休題

今日の菊川ルーテル教会伝道説教で驚いたこと!

毎月の第一日曜日には、静岡県の菊川ルーテル教会で伝道説教を行っています。連絡してくだされば、全国のどの教会にも行って伝道説教する用意はあるのですが、いまのところは、昨年度から菊川教会に行っているだけです。ただ今日は、教会に到着した時に、係の者が、「先生のホームページを見た人が神奈川からきていますよ!」と伝えてくれました。メールでしか連絡したことしかない方でしたが、そのTさんという学校の先生をしている方が、わざわざ新幹線に乗って鎌倉から菊川まで来てくださったのです。これには感動しました。神様のお導きのように感じました。福音伝道の働きの幅が広がっていることを嬉しく思いました。Tさんありがとう!あと、今日は都合でこられないと知らせてくださっていたAさんは、山梨県韮崎から電車を乗り継いで菊川までよく来てくださっています。こうした伝道活動で、わたしが参考にさせていただいているのは、明治時代に来日したロシア人宣教師ニコライの足跡です。わたしが住んでいる印西市にも、ニコライが昔に建てた教会の建物が残されています。彼は、巡回伝道者でしたが、常に信徒の信仰を励まし、小さな教会や家庭集会を訪問していました。そこには、伝道計画などはありませんでした。彼の使命は、各地に散らばったクリスチャンの群れを育成することでした。彼はこうして、たった一人で3万人以上に伝道したそうです。お茶の水のニコライ堂を建てたのも彼です。ニコライが残した伝道日記を読むと、その苦労がよく理解できます。わたしも彼にならって、できる限りの伝道を続けたいと思っています。その意味でも、福音の働きによって、Tさんは神様に背中を押されるようにして、菊川まで足を運んでくださったのです。神様のお導きと祝福とがTさんのうえにこれからも豊かにありますように祈ります!ただ、これは一期一会でいいのです。次にお会いするのが10年後でもいいのです。何故なら、心の中に蒔くかれた福音の種は自ら成長し、必ずその人の生きる糧となるからです。ニコライもそのことを深く知っていたからこそ、移動が不便な時代に、東北の海岸沿いの小さな漁師町を訪問して、福音の種を蒔き続けたのでしょう。(伝道とは教会勢力を拡大することではなく、幸せな人間をできるだけ生み出すことです。私感)

-閑話休題