閑話休題

夢に出てくる不思議な現象

先日、次男が我が家に泊りに来ました。嫁さんが出産準備という事で、新潟の実家に帰っているので家によんで早々とクリスマスのお祝いをしました。その翌朝、次男が大学を卒業できないで困っている夢を見たと言いました。そういえば、次男は浪人して大学に入ったのち、朝に起きられなくて単位を落とし、2年ほど卒業が遅れました。おそらく、その頃の強迫観念が夢の中に彷彿したのでしょう。実は、そういう夢はわたしも何回も見たことがあります。学生運動をしていたため、大学卒業には6年かかっていますし、アメリカでの神学校は5年、帰国してからの日本の神学校は2年であり、浪人時代を含めると、高校を卒業してから、社会人になるまで、14年もかかっています。そのうえ、ルーテル教会をいったん退職して開拓伝道に進み、12年後に復帰するための教師試験を受け、不合格だったので1年待ったのを入れれば、合計は15年になるのです。その中で、テストの夢や、単位取得失敗の夢などをよくみました。次男の話を聞いたせいか、昨夜は、受験で世界史を取るのか、日本史を取った方が有利なのかを考えていて、これまた夢の中で、自分は既に大学を卒業しているのだから再試験は必要ないと悟って安心した次第です。みなさんにもこれに似たことはないでしょうか。聖書の創世記を見ますと、ヨセフの夢が出てきます。末っ子のヨセフのまえで兄たちがひれ伏している夢です。この夢を告げたせいで、ヨセフは兄弟の恨みをかうことになりました。しかし、エジプトに奴隷として売られたヨセフは、また新たな夢のおかげで自由の身となり、社会的地位も得て、家族を助け、和解することができました。そして、この和解の時が、実は最初に見た夢の実現だったのです。ドリームカムトゥルー。不思議なことです。神様がわたしたちの潜在意識に語りかけておられるのでしょうか。預言者サムエルの子供時代のように、神からの小さな声を聞き洩らさない者でいたいものですね。

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