閑話休題

12歳で起業、塾経営

小6の女の子が塾を経営しています。「約1年前に自ら学習塾を起業しました。なかには1時間以上かけて通っている子もいるそうです。小学6年生の起業家・浜口祐衣さん(12)。祐衣さんが起業したのは小学生向けの学習塾「こどもLabo」。授業は毎週木曜日の夕方2時間。祐衣さんは国語、算数、理科、社会の4科目を教えています。」こんなニュースをみました。日本の社会も変化してきているのかと思いました。だだ、わたしの小さいころには年少者の労働は社会的に認められていた様です。わたし自身は、母子家庭に育ったせいもあって、小5の時から新聞配達のアルバイトをしていました。小学校を卒業してからは、プラスチック加工工場や襖の上紙の製造工場でも働きました。その後、中学校、高校、大学、アメリカ留学中とわたって少なくとも30種類以上のアルバイトを経験しました。その中で今も役立っているのは、レストランで働いて料理方法を覚えた事、水道工務店で働いて配管や蛇口の設置などを覚えた事、壁紙のアルバイトで自分で壁紙を継ぎ目なく張れるようになったこと、葬儀屋のアルバイトで人間の最後にどうするべきかを学んだことなどです。人生を空しく感じたのは、キャバクラでのアルバイト、競馬場でのガードマンのアルバイト、道路工事現場でのアルバイトなどでした。最もつらかったのは、米屋のアルバイトで、一俵あたり60キロの米を、貨車からトラックに積み替える作業でした。引っ越しのアルバイトも楽ではなかったですが、積み込みと積み下ろしの間にトラックで移動する間に、少し休めるのが助かりました。最も楽しかったのは、デパートの地下で松葉ガニの弁当を売るアルバイトでした。売っても余った部分は食べることができました。超高級な蟹でした。最も難しかったのは、予備校の講師のアルバイトでした。なにしろ講師になるまでに、講師の適正テストを受け、模範授業を行わなければなりません。アルバイトとはいえ、専任の講師とかわりありませんでした。最も風変わりなアルバイトは、アメリカの学校で零下30度の中で雪かきをしたことです。人間の体は不思議なことに、防寒して運動していると、南極やエベレストのような寒さでも汗が出てきます。わたしにはすべてよい経験でした。小6の女の子も塾を経営して、良い経験になると思います。

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