閑話休題

ダウン症モデル・葉桜さん、みんなが笑顔になれるモデル

久しぶりに心温まる記事を読むことができました。障害を持ちながら、家族のものたちが一体となって協力し、人生を切り開いていく様子は、コロナの試練を受けているわたしたちにも勇気を与えてくれます。わたしが子供の頃には、埼玉県ではまだ障碍者への福祉が十分に制度化しておらず、近所の八百屋さんの子供が、納屋に放置されているのを見て、子供ながらに憐れに思ったことがありました。そういう自分も、母子家庭に育ち、家は生活保護を受けていました。保護とはいっても、補助金が少ないうえに様々な制約が多く、家庭で内職する母も、電力が制限されていたので夏でも室内で練炭をおこしてアイロンを加熱しながら、汗だくになって働いていました。そんな時代でした。現代では、状況は変化したとはいっても、葉桜さんのお母さんの手記を読むと、とても苦しい思いをしたことが伝わってきます。状況を変えたのは、何と、幼い葉桜さんの笑顔でした。その笑顔を見て、弱気だったお母さんに子育ての勇気がわいてきたのです。笑顔は、わたしたちにも大切な事です。そして、成長した葉桜さんは、多くの人に笑顔をもたらすことのできるモデルになっています。聖書には、イエス・キリストに関する預言として、「彼は傷ついた葦を折らず、くすぶる灯心を消さない。」(マタイ福音書12章20節)というイザヤ書からの引用が見られます。「くすぶる灯心を消さない」の部分を、「笑顔を消さない」と読み替えてみると心にしみます。わたしたち自身も、悲しみを越えて今を生かされているからです。印西インターネット教会も「みんなが笑顔になれる教会」に成長出来たら嬉しいことです。

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