閑話休題

ベゾス氏が宇宙から見た地球と天地創造

こんな記事を見つけました。「米民間宇宙開発企業ブルー・オリジン(Blue Origin)が20日に行った同社初の有人宇宙飛行に参加した創業者のジェフ・ベゾスJeff Bezos)氏は、帰還後に開いた記者会見で、宇宙から地球の美しさとはかなさを目の当たりにし、「畏敬の念」に打たれたと語った。」地球の美しさはわかりますが、はかなさとは何でしょうか。それは、地球をとりまく大気の薄さです。例えば、地球が直径1メートルの球体だったとします。それを取り巻く大気の厚さは、なんと1ミリです。この1ミリがなくては、わたしたち人類をふくむ地上の全生物は、生存を維持できません。この「はかなさ」は、実際に見てみないと実感できないそうです。聖書には、べレシート、バラー、エロヒーム、エト、ハシャマイム、ヴエト、ハアレツ(創世記1章1節)と書いてあります。わたしたちは、聖書の初めの巻を創世記と呼びますが、ユダヤ人は違います。ベレシート(初めに)です。ですから、これは創世記ではなく、「初めに」という本なのです。そして、ベレシートという言葉に含まれるBRという文字には、祝福、清める、選ぶ、契約するなどの意味があります。ですから、単なる最初という意味ではないわけです。契約という言葉だけをとっても、これが旧約(古い契約)聖書の冒頭であることは意味深いものです。神は、数えきれない天体の中で、地球を大気で覆ってくれました。そしてそれは、この地上の生物に対する契約なのです。われわれが知る通り、契約には条件があり、有効期限があります。ベゾス氏が見た「はかなさ」はこの契約の「はかなさ」だったかも知れません。

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