イースターも近くなりました。日本ではキリスト教の祝祭であるクリスマスは国民的な行事となり、全聖徒の日から派生したハロウィーンも各所で催しが行われています。バレンタインなども、元来は聖徒バレンタインを記念する愛の日でした。そして、ついにイースターも春のお祝いとして日本に定着しつつあります。お祭り好きの日本人ですから、外国文化を積極的に取り入れています。ただ、日本人は外国の風習。文化を摂取するだけでなく、それを本格的に自分のものとして純化する能力を持っています。古くは仏教がそれです。聖徳太子の時代に渡来人が仏教を伝えたわけですが、日本ではそれを本家本元のインドや、伝来先の中国以上に純化し、素晴らしい自国文化としたのです。最近では、WBCにみられるように、ベースボールも世界最高峰のレベルに達しています。そうすると、キリスト教なども、世界の他国で衰退したころに、日本で純化したキリスト教の愛と平和の教えが重要な文化となる可能性も考えられます。音楽の面でも、料理などの面でも、日本人は外国文化を最高のレベルに引き上げる能力を持っていると思います。そういう意味で、今年のイースターを祝うことも、こうした歴史的流れの小さな一歩と考えてもいいでしょう。菊川は掛川と並んでお茶の名産地であります。また、海い近いので海産物もおいしいところです。わたしがイースター礼拝で説教する菊川教会(静岡県菊川市本所１２００ 電話0537-35-3871)はJR菊川駅から徒歩10分くらいの便利な場所ですので、どうぞおいでください。礼拝後には恒例の楽しいイースター祝会があります。宗教や教派も関係なく参加できますので、みんなで復活祭の意義を学び、愛と平和の教えをみにつけましょう。わたしがスウェーデン政府の神学研究所（以前はルーテル教会がスウェーデンの国教）で学ぶためにイスラエルのエルサレムに住んでいた時に経験した、本場のイースターの話もいたしますので、楽しみにしていてください！