閑話休題

印西インターネット教会の記事の閲覧数が9万件に達しました!

通常の教会のメッセージは週に一回の日曜日だけです。ですから、一般の教会員が福音に触れるのは年に50回程度です。そう考えると、9万回というのは、1800年分とも計算できます。それにしても、キリスト教にはまだまだ異郷の地である日本で、たくさんの人が聖書に関する記事を読んでくださることに感謝しています。この9万件の背景である、サイトへの訪問者数は約3万人ですから、平均して一人が3件の記事を閲覧してくださっていることになります。前にも書いたと思いますが、わたしが日本福音ルーテル教会を定年退職してから、印西インターネット教会を立ち上げたのは、ネットのメッセージを通して一人でも多くの人々に福音を伝え、その人の人生がさらに豊かになり、幸福感と感謝、他者への愛に満たされるためです。それに反して、現在の教会は、金銭的な余裕のない人、病気に苦しんでいる人、日曜日も働かなくてはいけない人、宗教団体の集団活動に向いていない人、家族がキリスト教に反対の人、等々には縁遠い存在になっています。そして、他教派については知りませんが、日本福音ルーテル教会の年次総会も、まるで株主総会のような、予算配分検討会のようになっています。その原因は、福音を伝えることよりも、福音を伝える組織(教会)を維持すること、牧師給与や教会の維持費を払うことに関心が偏っているからです。その点では、インターネット教会は違います。費用は最低限に抑え、建物もなく、牧師給与もなく、ただひたすらに福音のメッセージを届けることに重点が置かれています。こんな言い方はおこがましいですが、新約聖書の多くの部分を占める書簡類に似ていると思っています。二千年前の初代教会では、職業的牧師がおらず立派な会堂がなくても、福音のメッセージを通して人々の生活スタイルが変わっていったのです。現代では、書簡より電子媒体という有利な伝達手段があります。これも神の恵みの一つとも言えるでしょう。わたしが尊敬するロシアの宣教師ニコライは、お茶の水にニコライ堂と呼ばれる巨大な教会堂を建てただけではなく、たった一人で馬に乗って伝道し(印西市にもニコライの遺跡があります)、約三万人に洗礼を授けました。現代では、馬に乗らなくても、キーボードをたたくだけで、(できれば動画も入れて)伝道することができるでしょう。皆さんも、このサイトを多くの人に伝えてくださるとありがたいです。どうぞよろしくお願いいたします。印西インターネット教会 牧師 中川俊介より

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