閑話休題

多重債務に苦しむ

テレビを見たら、多重債務に苦しんだ経験を持った人が、経営コンサルタントとして、多重債務に苦しんでいる人を助けている様子を報道していました。苦しんだからこそ、苦しんでいる人の思いが分かるし、助ける方法もでてくるのでしょう。これはまさに、聖書の世界だ、と思いました。苦しみの中から、神の啓示によって書き記された書物だからこそ、苦しみにある者に光明を与えるのだと思いました。そういう自分も、あとは死ぬだけだと思っていた頃に、「神は愛である、神はあなたを愛している」というメッセージを聞き、立ち直ることができました。多重債務の人も、同じ苦しみを分かち合う人、理解してくれ人がいると、励まされるそうです。わたしが聖書から受けた励ましも、それに似たものです。何故なら、世界中の人が、自分を否定したとしても、決して否定しない方がおられるからです。その方こそ、無条件の愛をもって、すべての失敗、すべての過ちを赦し、新しい人生を可能にして下さる方だからです。ちなみに、英語の神は、ゴッドですが、これはグッド(善)と語源を同じくする言葉ですから、神を信じるとは善を信じることにほかなりません。空しさや、絶望、怒りを信じるのではなく、生も死も含めて、「すべてよし!」と信じられること自体が奇跡なのです。「神は光を見て、良しとされた。神は光と闇を分け、光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。」(創世記1章4節以下)「暗闇の中を歩く者は、自分がどこへ行くのかわからない。光の子となるために、光のあるうちに、光を信じなさい。」(ヨハネ福音書12章35節以下)

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