「老化細胞」だけを除去する薬剤
東大の研究チームがスゴイ発表をしています。それもDNAレベルでの研究です。マウスでの実験ではすでに成果を確認している模様です。ノーベル賞レベルの研究とも言えるでしょう。そして、これは聖書が語っている「永遠の命」とも無関係ではありません。難しいことは書けませんが、元来、人類が神から授かっていた永遠の命は、神から離反すること(原罪)によって失われました。そして、人間の寿命は、長くても120年と定められたのです。ところが植物には原罪の適用がありません。実際に、レバノン杉の中には、樹齢5千年をこえるものもあるそうです。ソロモン王の大神殿の内装や、エジプトの建造物の内装に使われた杉板の原料となったレバノン杉が、いまだに茂っていることは驚きです。(植物は、そのDNAの鎖が動物と違って、ある時点で途切れることがないそうです。)人間の場合には、ストレスが老化細胞を増加させることがわかっています。宗教の与える悟りもストレス予防には良いようです。わたしの尊敬する浄土真宗の開祖者、親鸞も90歳まで生きています。三代目の覚如も81歳の生涯。八代目の蓮如も84歳の生涯でした。現在の日本のように、100歳以上のお年寄りが数万人いる社会では珍しい事ではないかもしれませんが、「人生50年」と言われた戦国時代よりもはるか以前に、この年齢は驚異的だったことでしょう。当時の平均年齢の二倍以上ですから、換算して考えると、現在の160歳か170歳に相当すると思います。まさに、人間レバノン杉です(笑)。永遠の命までとはいかなくても、神仏に人生を託し、心配せず、ないものを嘆かずあるものを感謝して生きた結果が、これだと思います。そうです。悪玉老化細胞の増加が抑制されているのです。聖書によると、神の定義は、得体のしれない超越的存在ではなく、愛と光と命です。愛がある時に、人には生きる希望があります。光の中を歩むときに喜びがあります。そして、命を感謝するときに永遠との出会いがあるのです。老化細胞を除去する研究を実現させて、神は、人類の将来に何を期待しているのでしょうか。