荒野へ(Happiness is real only when shared.)
偶然にこの本のことを知りました。アメリカの青年が、「荒野へ」という本を読んで感動し作曲した歌を聞いたからです。アメリカの裕福な家庭に育った青年が、社会のしくみになじめず、財産や家族を捨てて、アラスカの荒野で生活したという実話がもとになった本です。映画にもなっているようです。間違って毒のある野生植物の実を食べて死んだクリスという青年が残したメモに、Hapiness is real only when shared. と書かれていたそうです。その言葉を訳せば、「幸福とは、それを分かち合う時にのみ現実となる」、という意味です。自分だけの幸福はありません。孤独な死を遂げたクリスでしたが、わたしたちまだこの世に生きる者に、大切な言葉を残してくれました。彼の地上の体は滅びましたが、彼の思想は時代を経ても分かち合われています。「幸福とは、それを分かち合う時にのみ現実となる」彼がアラスカで最後を遂げたころに、わたしもアラスカに住んでいたので、なぜか身近に感じます。聖書にも美しい言葉が残されています。「彼は死んだが、信仰によって今もなお語っている。」(口語訳、へブル人への手紙11章4節)福音も同じです。イエス・キリストにしても、パウロにしても、福音を分かち合うことができた人々は、この世を去っても永遠の幸福に包まれている事でしょう。それは、彼らが喜びを分かち合うことができたからです。この印西インターネット教会の目的も福音(喜びの知らせ)をshareすることです。