最近は日中より朝が暑い
奇妙な現象が起きています。子供の頃は、ラジオ体操などがあって、夏休みの早朝はすがすがしい思いで一日が始まったものです。ところが、温暖化の影響でしょうが最近は違います。近所の農家から畑を借りているので、暑い日中より、早朝に作業をしたら仕事もはかどるだろうと思って、早朝4時から作業を開始しました。畑は、日中とは違って、全面的に露が降りていて、雨の後のようでした。しかし、それもつかの間、朝日が昇ってくると、ジリジリと暑くなりました。朝の6時くらいには最高に暑く感じました。熱中症予防に麦わら帽子をかぶっているのですが、朝日は横から照らすので、全く役に立ちません。それに、日中は頭上から日光が照らすので、頭さえ防御しておけば、全身は日陰になっています。ところが朝日は違います。まるで、グリルの中の焼き魚のように、全身が強い太陽光を浴びてこんがりと焼きあがるので、たまりません。昨今の朝は昼よりも暑いと体感しました(笑)。イスラエルに住んでいた時に、砂漠地方にも行きましたが、摂氏50度にも達する暑さも、それほど不快ではありませんでした。湿度がほとんどゼロなので、直射日光にあたらなければ熱く感じません。水分補給さえ十分にしておけば、体の表面から気化する水分の影響で、冷蔵庫の原理のようなことがおこるのです。現地の人の話では、水を素焼きの甕に入れておくと、甕の表面に染み出た水分の気化熱で、中の水は冷たくなるそうです。