閑話休題

飛行機雲で地球の丸さを実感した

冬の青空に飛行機雲がクッキリ線を引いて浮かんでいました。千葉県の我が家は成田空港からも遠くないので、飛行機の航路になっているようです。なにげなく見た飛行機雲ですが、よく観察してみると、それは直線ではなく地球の表面に沿った曲線になっていました。飛行機の高度は1万メートル(10キロ)くらいです。地球の直径を約1万キロとすると、それは千分の一の高さという事になります。具体的に考えれば、直径1メートル(千ミリ)の球体上の1ミリの高さの曲線という事です。天気の良い日には、空の視界が数十キロあるとおもわれますので、飛行機の残した雲のすじは、地球の表面に沿って地平線へと沈んでいきます。宇宙船に乗らなくても、この飛行機雲のおかげで地球の大きさ、地球のもつ球面カーブなどを実感できます。大きな大きな惑星上の小さな小さな存在として、自分たち人間がくらしているのだなと感じました。聖書のにも、自然の驚異に触れた古代の人々の実感が書かれています。「天は神の栄光を物語り、大空は御手の業を示す。昼は昼に語り伝え、夜は夜に知識を送る。話すことも、語ることもなく、声は聞こえなくても、その響きは全地に、その言葉は世界の果てに向かう。」(詩編19編2節~5節)

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